英語上級者の「聞く・話す」に直結する力をつくる

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オンライン英会話がつらいと感じるときの理由と対処法とは?

 

こんにちは、日野ゆう子です。

オンライン英会話で力がついていない気がするというお悩み

以前は限られていたスピーキングの機会も、オンライン英会話のおかげでぐっと身近なものになりました。オンライン英会話はとても便利なシステムですが、その一方で「オンライン英会話がつらい」と感じている方もいらっしゃいます。

「何となく毎日つづけているけれど、何とかこなしているだけのような気がする」

「確かに話をする回数は上がって慣れはしたけれど、力がついているような気がしない」

機会はあるのに活かしきれていない、そんな不安があるまま学習を続けているととつらくなってしまいますよね。

今回はオンライン英会話が辛いと思うときにぜひ押さえていただきたい3つの対処法をお伝えします。

こんな筆者が解説します

TOEIC講師、でも英会話に強烈な苦手意識→長年の試行錯誤→VERSANTスピーキングテスト70、海外講座に参加&世界中の人たちと学ぶことが日常的に。

現在は同じお悩みを持つ方々の効率良い英会話力づくりのサポートを京都とオンラインで行っています。

この記事を読むわかること

オンライン英会話で思ったように力がつかず辛いと感じる理由と具体的な対処法をお伝えします。

①「オンライン英会話で力が伸びずつらい」と感じる理由
②オンライン英会話を受けているだけではなかなか力が伸びない理由
③英会話力を伸ばすオンライン英会話の有効な使い方
④(おまけ)「オンライン英会話をただ受け続けるだけ」で伸ばせる力とは?

オンライン英会話で力がつかず辛いと感じる理由

オンライン英会話を受講して、「もやもやして辛い」とお感じになる方のお話を聞くと「レッスンに時間をかけているのに、効果をあまり感じられない」ことがつらさを感じる原因になっているケースが多くあります。

期待と現実のギャップ

ここには「オンラインレッスンだけ受けていれば力がつくだろう」という期待と、実際にはそれだけではあまり力が上がらないという現実とのギャップが存在します。

このギャップが「オンライン英会話を受講しているのに力がつかない」というお悩みにつながっているのです。

オンライン英会話を受けるだけで力がなかなかつかない理由

残念ながら、ただオンライン英会話を受けているだけで根本的な英会話の力を上げることはなかなかできません。(※ただし伸ばすことができる力もあるので、それについては最後の章でお知らせをします。)

ここではどうして、オンライン英会話を受けるだけでは思うように英会話の力がつかないのかを見ていきましょう。

理由1 根本的な話す力をつけずに、本番に臨んでいるから

「これまでずっと英語を勉強してきたから、(または)TOEICでハイスコアが取れるようになったから、次は英会話力をつけよう。」となった場合、「英語は勉強してきたんだから、あとは会話にとにかく慣れればいい」と考えがちです。

実は、学校で学んできた受験を目的にした英語や、TOEICでスコアをあげるために必要な英語の力と英会話で必要な力は別のものです。

これまで蓄えてきた英語の力が無駄になることはもちろんありません。英会話力づくりに活かせる部分ももちろんたくさんあるのですが、基本的には「別々のスキル」だと押さえておきましょう。

英会話には「英語を話す」力が必要です。

具体的には、英会話は

①英語の音声を理解する

②聞こえてきた音声から意味を理解する

③自分の言いたいことをイメージする

④言いたいことを高速で英作文する

⑤音にして口から伝える

という5つのプロセスで成り立っています。

このプロセスをそれぞれ処理できる力をつけ、そして最終的に5つの力を統合して高速でまわせるようにすること。

それができると、根本的な英語を話す力ができます。

効率よく英会話の力を伸ばすステップとしては、

①この根本的な力をつける→②オンライン英会話(対人での練習)がおすすめです。

理由2 オンライン英会話で学んだ内容の落とし込みが充分にできていないから

インプット(読んだり聞いたりする受動的なスキル)とアウトプット(書いたり、話したりという能動的なスキル)には大きな差があると言われています。

理解できることと、話せることには大きな差があるのです。

この差を埋めるためには、頭で分かっていることでも、その単語やフレーズ、文が表すことをイメージをしながら何どもくり返し言ったり、つぶやいたりして体に落としこむ作業がポイントになります。

そうやって体に落としこんだフレーズや単語、文は必要な時に必要な時に口からすっとでるようになります。

オンライン英会話で学んだことを最終的に自分の会話力に活かすためにも、この落としこみの作業があるか無いかがカギになってきます。

その視点をもって、実際のオンライン英会話ではどんなことが行われているか、オンライン英会話で学んだことを「会話力」に転化させるには何が必要かを見ていきましょう。

一般的なオンライン英会話の進み方

フリートーク以外を選んだ場合、一般的なオンライン英会話では下記のようにレッスンが進みます。

  1. その日の教材を選択
  2. 先生と一緒に内容をチェック
  3. 単語と意味をチェック
  4. 本文を読む 
  5. 本文に関する質問を先生が出してくれるのでそれに答える

多少の違いはありますが、大きくまとめるとこのような感じでレッスンが進み、1~5を先生と行うことでその日のレッスンは完了、学習修了!となります。

準備や復習をしないオンライン英会話は歩く歩道

この状態は、ある意味歩く歩道にのっている状態と似ています。

そこで使用される教材の基本的なことを理解する力があれば、基本的には先生がしてくれる質問、説明に合わせて必要なことを答えているうちにレッスンが終了するようなしくみです。

極端な例を考えると(そういうケースはもちろんまれですが)、受け手側がほとんど黙っていても、先生が教材の説明、単語の解説、本文を読む(先生が読んであげる)、質疑応答では先生が一人二役し、repeat after me.で先生が言ったことを繰り返すということでレッスンを成立させることが可能なのです。

レッスンの内容は理解することができるかもしれませんが、それを体に落としこむ作業はここには含まれていません。

分かるから使える状態に変えるオンラインレッスンの使い方

それでは、オンライン英会話をどのように英会話の力に転化するかを考えていきましょう。

トレーニングが終わった後、「自分がうまく言えなかった表現、言いたかった表現、今後ご自分の生活で使いそうな表現、使いそうな単語や文型や構文」をピックアップします。

自分がうまく言えなかった表現は、「もう一度同じチャンスがあったらどういうか?」を考えたり、先生が教えてくれた表現を思い出したりして整理をします。

また、単語や構文、文型についても意味や使い方を確認します。

その後、その表現や単語、構文が実際に使われているところ想像しながら、何度も何度も口に出して練習、イメージが頭に浮かんだらその表現が自然に出てくる状態をめざして繰り返しましょう。

その表現を日常の中の他の場面で思い出して使うようにしたり、次のレッスンで実際に先生に使ってみたりして、脳にインパクトを残すよう工夫してみてください。

深く考えずとも、言葉が自然に出てくる、自動化をめざして何度もくり返し、使ったり言う機会を持つことで、表現が体に定着してきます。

オンライン英会話を受けるだけで伸ばせる力とは?

ここまでオンライン英会話の効果的な受け方や受ける前のステップについてお話をしてきました。それではオンライン英会話をただ受けるだけで何も効果がないのか?というと、そんなことはありません。

最後に、オンライン英会話だけを受け続けた場合に伸ばせるスキルについてもまとめていきます。

外国人の方と話すことに慣れる

日本にいると、なかなか外国の人と接する機会はありません。そのことで、実際に外国の方を目の前にするとそれだけで緊張をしてしまう ということがよく起こります。

オンライン英会話をうけることは、外国人の先生と頻繁に会話をする機会をもつことにつながり、海外の人とのやりとりや雰囲気に慣れることができます。この、日本人以外の人と話すことに対する慣れておくということも、外国語を話す上ではとても大切なポイントになります。

外国語を実際につかって話す体験ができる

自分が口から出す英語が相手に伝わって、そのことに対して返答が帰ってくるという、外国語を実際に使う経験を積めます。これまで紙の上の勉強科目だった英語が、実際のコミュニケーションの手段になるのだということを肌で感じることができます。

この実体験は言語を言葉として使うときの大きな気づきやモチベーションにつながります。

インパクトに残った表現が体に蓄積される

インパクトに残った表現は脳に記憶されやすくなります。誰かと話すことで、「通じた!」とか「なるほど!」という体験をする確率が高くなります。オンライン英会話でのレッスンを通してインパクトをともなった表現を体に蓄積していくことができます。

対人でさらにスキルアップ

5つのプロセスに対応する根本的な英語を話す力を身につけた後であれば、その力を統合して、実際に使うという総合練習、本番としてオンライン英会話の機会を使うことができます。

対人の状況では、相手がいるというプレッシャーで、一人で練習をしているときとは別の負荷が脳にかかります。そう言った状況でさらに力を鍛えていくことができること、表現の幅を広げること、そして何より相手の方とのやり取りを楽しめることなど、オンライン英会話のメリットは多岐にわたります。

まとめ

ここまで記事を読んでくださってありがとうございます。

今回はオンライン英会話で実力が付かずつらくなる理由とそれぞれの対策についてお伝えしました。

①オンライン英会話に入る前に、下記のプロセスにそれぞれ対応する根本的な英会話力をつくる

  1. 相手の話が音声として耳に入ってくる(まずその音を認識する)
  2. 音が伝える話の内容を理解する
  3. それに対して自分の言いたいことを考える
  4. 自分の考えたことを英文にする
  5. 作った英文を口から発して相手に届ける

②そのうえで、オンライン英会話を利用する

オンライン英会話が終わったあとは復習をして、取り入れたい表現や、単語、文型を、内容をイメージを思い描きながら何度もくり返しつぶやいて「考えなくてもイメージが浮かんだら反射的にその表現がでてくる」くらい落としこみをする

③オンライン英会話だけを受けた場合に伸ばせること

外国人の方と話す雰囲気に慣れる
「外国語」を使ってのやり取りの経験
会話の中で印象にのこった表現が蓄積される

 最後までお読みくださりありがとうございました。
この記事があなたの英会話力アップのヒントになればとてもうれしいです。

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日野ゆう子

英会話学校や大学サテライト授業・個人レッスンにて通算14年・主に成人を対象にのべ3000人以上を指導。「先生なのに英会話が苦手」という悩みを長年抱え、試行錯誤のすえ乗り越えてきた経験から、英会話力づくりのサポートを行っています。ベースには、TESOL(英語教授法)や言葉を効率よく習得する研究(第二言語習得論・脳科学や心理学など)コーチング・異文化理解などを取り入れています。