世界から集まる英語の先生
こんにちは、日野ゆう子です。
私は今ティーチングに関する海外の講座を受けています。今回はそこで感じた個人的な感想を書いてみようと思います。
この講座には世界中の色々な国から英語の先生が参加をしています。
アジアからの参加者は私一人ですが、イギリスやアメリカなど英語のネイティブスピーカーの方もいれば、ウクライナなど東欧、北欧、アフリカからの参加者も。毎回各国の教育事情の情報交換をしたりとするとあっという間に時間がたってしまいます。
受講前の不安
さて、世界の色々な国から英語の先生が集まって話をするのですが、受講前、私が密かに恐れていたこと・・それは「かっこいいネイティブ表現頻発だったらどうしよう。」ということでした。
普段私が話す英語
ふだん色々な国の方と英語で話をすることがありますが、そこにはいわゆるネイティブ表現(Go cold turkey 急にやめる とか face the music 現実にむきあう とかその類のフレーズです。)はあまり出てきません。
お互い英語のネイティブスピーカー同士でない場合はとくにそうです。
「英語の枠組みは知っていてそれを使うことはできるし、必要なことは伝えられるし要は足りるけれど、わざわざネイティブ独特の表現を使って会話を複雑にする必要もないし、それを使っても相手が分かるか分からないし、自分も正しく使えているか分からない。それならわざわざ使う必要ないよね。」という感じでしょうか。
ネイティブスピーカーが私に話す場合は「外国人に話す」もしくは話の輪の中に「外国語を母語とする人がいる」ということで、分かりにくい表現をさけてくれているのかもしれません。
私たちが海外の人と話すときも、「驚きましたよね。」といえばいいのに、わざわざ「晴天の霹靂ですね。」とは言わないのと同じ感覚なのだと思います。
「え?晴天の霹靂ってなんですか?」「晴天の霹靂というのはですね、驚いた時に使う表現で・・・・」と話の内容とエネルギーがそれていく確率がかなり高いのは予想がつきますものね。
そのようなことで、私自身もいわゆるかっこいいネイティブ表現は使わ(え)ないですし、でも自分が誰かとコミュニケーションをとるうえで困った経験はほとんどありません。
(だからと言って、ネイティブ表現の学習が「必要ない」というわけではありません。ネイティブ同士の会話をすべて理解したいという場合にはこの部分を伸ばす努力は必要になると思います。
また、映画やドラマを理解したい場合などもやはり便利ですし、知っている使えるに越したことはないのですが、優先度は下がります。)
各国の英語の先生が話す英語
普段はそのような英語を話しているのですが、今回は講座の参加者が英語の先生。
「みんなどんな英語を話すんだろう、かっこいい表現頻発で理解できなかったらだったらどうしよう。」と少し心配していました。
結果はそのような心配はまったくありませんでした。やはり各国の先生方も、誰が聞いても分かる分かりやすい英語を話しています。
色々な国からの参加者がいるいうこともあってか、ネイティブスピーカの方も、いわゆるネイティブ表現はほとんど使いません。
色々な国のアクセントがあるのも面白いです。東欧の人の英語はユがヒュって聞こえるなあとか、アフリカの人はルが良く入るなあとか。
もちろんみなさんとても英語はうまいし、流暢だし、とても勉強になるのですが、特徴や細かい間違いがあってもみんな気にしません。
「言語習得のサポートをする」ということに情熱を持っていて、どうしたらよりよくそれが出来るのか一生懸命。その内容に深く入り込んで学ぶことが最優先です。
学びたいことがあるから、先生同士でも「あ、あの人この表現まちがったな。」とかそんな雰囲気はありません。そんなことより「本題について話そう。」となります。
「英語はツールだなあ。」ますます実感する出来事となりました。
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