あいまいな目標を設定すると続かない
漠然と学習をはじめるとよく起こる問題のひとつに、「なりたい自分像や到達したい目標」があいまいで、学習がうまく継続できないということが挙げられます。
過去の私を例にすると、なんとなく「ネイティブスピーカーみたいに流暢に話せたらいいなあ。」このように考えていたのですが、私の目標はモチベーションを上げ、持続させるためにはあまりうまく機能しませんでした。
問題は以下の2つです。
私とネイティブスピーカーと自分の間には距離がありすぎる気がして「よし、ネイティブスピーカーみたいになれるように頑張ろう!」とは思えませんでした。(逆に、ネイティブスピーカーを設定して「絶対この人と同じになる」と思えるようであれば全く問題がありません。)
自分と目標像が遠すぎると勉強のモチベーションがなかなか上がらず、また続きません。
達成可能なモデルを設定する
目標像を設定する時は、「自分も頑張れば○○さんのようになれるかもしれない」と思えるような人、そして尊敬できる人をモデルにすることをお勧めします。
例えば、留学を一度もしたことがなく、それが自分の英語力を伸ばすことのハンデになっていると感じている学習者の方ならば「国内で英語の力を磨いてきた人」をモデルにしましょう。
同じようなバックグラウンドを持ち、達成をしてきた人を目標にすると、「だってあの人は留学していたから(自分とは違うんだ)」と出来ない、しない言い訳をしづらくなります。
「この人みたいに英語を使えるようになれたらうれしいなあ。」という人を目標にしましょう。
目標ですから、わくわくする気持ちもとても大切です。「この人のようになりたい。」尊敬や、憧れの気持ちは前向きに勉強に向かう力をくれます。
自分と同じようなバックグラウンドを持ち、なおかつ「この人のように英語を使えるようになりたい!」と思う方がいればモデルにぴったりです。
目標とする方をいつも思い浮かべること、その人のように英語を使っている自分を想像することで、「そうなるにはどうすればいいか。」「どれだけ勉強すればいいか。」具体的な道のりが見えてきます。