英語上級者の「聞く・話す」に直結する力をつくる

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英語が話せなくて悔しい時は、話せる人・話せない人の違いに注目

こんにちは、日野ゆう子です。

「街ですらすら英語を話している人を見かけるとうらやましさを感じます。

そして、自分だって頑張っているのにどうして話せないのかな・・と悔しい気持でいっぱいになります。

同じTOEIC800 を持っていて『英語が話せようになる人』『英語が話せないままの人』の違いはどこにあるのでしょうか?」

今日はこのような疑問にお答えしていきます。

この記事を読むとわかること

①英語が話せる人と話せないままの人との違いとは?

②TOEIC800 スピーキング0から話せるようになるまでの具体的な時間やエネルギーとは?

③英語の運用スキルは短期集中で作るのがおすすめ

こんな筆者が解説します

筆者はこのようなバックグラウンドを持っています。

TOEIC講師、でも英会話に強烈な苦手意識→長年の試行錯誤→VERSANTスピーキングテスト70、海外講座に参加&世界中の人たちと学ぶことが日常的に。

現在は同じお悩みを持つ方々の効率良い英会話力づくりのサポートを京都とオンラインで行っています。

①英語が話せる人と話せないままの人との違いとは?

 英語を話す力をつけるための設計図の有無が「英語を話せる人」と「英語を話せない人」の違いを生み出します。

「英語を話すための技術」は慣れやいきあたりばったり何とかしようとしても残念ながらうまく育ちません。

言語を効率よく習得するための学問や研究でも道しるべが示されていますが、「話す力を効率よく作るためには、そのための順序」が存在します。

その「設計図」にそって英会話力をつくるかどうかが、早く英語が話せる人と英語を話せないままの人の差をつくりだします。

TOEICでハイスコアが取れるようになったら、多くの人は

「よし、今度は会話だ!とりあえず英会話に慣れて話せるようになろう。」とオンライン英会話に登録をしたりすると思います。

口コミが良い教材をなんとなく使ってみたり・・。

私も話す力をつけたくて、インターネットや書店で評判の教材を本当によく買いました。

かつて私が行っていたこの作業は、実は設計図を持たずに家をたてようとしているようなもの、

その時々で気に入ったレンガや木材を持ってきては、気分で好きな所に置いているようなものでした。

だからなかなか家をつくることができなかったのです。

この英語を話すための設計図の有無、が同じTOEIC800 ホルダーを英語で「話せる人」と「話せない人」を分ける大きな原因です。

「設計図っていったい何?」

「何だか大変そうだな・・」

次の章では 設計図の詳細や「話せる人」になるまでの具体的な期間などを詳しくお伝えしていきます。

②話せる人になるための設計図とは?

 

スピーキング0から英語が話せるようになるまでの具体的な期間、一日に使う時間やエネルギーなど

 

「英語が話せる」の定義は?

英語が話せるといっても、色々なとらえ方があるので、

ここでは、「英語が話せる」という状態を下記のように定義して、話を進めていきます。

英語が話せる=「場所やシチュエーションを選ばず、相手の話しを聞き、自分の言いたいことを暗記やフレーズに頼らずすばやく相手に伝えることができる状態」

この力があると、フレーズ暗記に頼らず、ビジネス、プライベートでも自分にとって必要なことを相手に伝えてやり取りすることができます。

英語力があるけれど「英語が話せない」から「英語を話す」力をつくる設計図とは?

この状態をつくるのにたどるステップは下記の3つです。

ステップ①5つのプロセスにしたがって話す力の土台をつくる

ステップ②(独り言などで)話すことに慣れる 

ステップ③(対人の状況で)会話に慣れる、ブラッシュアップ

この中でも一番の基礎で重要なポイントとなるのがステップ①の力です。ここでしっかりした力を作っておくと、②③への移行が非常にスムーズ、また②③での力の伸びが変わります。

英会話の5つのプロセスとは?

ここで先ほどから話にでている「5つのプロセスとは何か」ということについて簡単にお知らせします。

英会話は一見ひとつの作業ととらえられがちですが、よくみると

①英語の音声を理解する

②聞こえてきた音声から意味を理解する

③自分の言いたいことをイメージする

④言いたいことを高速で英作文する

⑤音にして口から伝える

という5つのプロセスで成り立っています。

(第二言語習得論より)

「TOEIC800とれた!」→「あとは英会話に慣れるだけ」→「オンライン英会話スタート」→「あれ、力が全然つかない・・」

こういったお悩みは、1つ1つのプロセスに対応する力をつける前に、いきなり5つの力をあわせて使わなければいけない状況に身を置く ということから発生します。

まずは、この1つ1つのプロセスに対応した力をしっかりとつくること(ステップ①)を重要視しましょう。

期間やエネルギーはどれくらい?

ではこのステップ①~③のステップを作成するのにどれくらいの期間やエネルギーが必要なのでしょうか。

TOEIC800~、でも話すことが苦手、または話すことに慣れていないという方の力づくりに場かかる時間の目安まとめて見ました。

(ここでは私がこれまでサポートをしてきた受講生の方々の平均的な進捗を目安にお知らせします。)

ステップ①に2~3か月

ステップ②慣れるのに1か月~

ステップ③慣れるのに1か月~

もちろんこれは一般的な目安なので、個人差があります。まためざすレベルによっても変動はありますが、

1日90分くらい(ながら時間込み)×1週間5~6日、約3~6か月で「話せる」人になる方が非常に多いです。

楽器やスポーツの技術習得をイメージする

ここでは「英語を話す力を習得する」ということのイメージがちょっとつきにくいという方のために、技術習得の具体的なイメージをお伝えしていきます。

英語をはなせるということは楽器やスポーツの技術習得ととてもよく似ています。

あなたがもし、楽器を習ったり、スポーツをならった経験があれば、その習得→上達までの道のりを思い出してみてください。

「話す力」づくりの全体像がイメージしやすくなるかもしれません。

ピアノと、クロールについて例を出しておきますね。

ピアノを弾く場合は、まず左手、右手、指の置き方、弾き方を覚える→自分で弾けるようになる→色んなシチュエーションで弾き、どんどんうまくなる

クロールで泳げるようになる まず手の動かし方、息継ぎ、バタ足などパーツ練習 →各パーツをあわせて泳げるようになる→どんどん泳いではやく泳げる、きれいに泳げる

英語もピアノも水泳も

・やり方を覚えてパーツ練習

・統合して練習

・よりスムーズに、色々なシチュエーションに対応できるように練習

と段階的、体系的に技術に落としこんでいく点が共通しています。

TOEICハイスコアの方は英語を話すための土台となる知識はもう充分お持ちなので「話す力」をつくるときには、この技術への落としこみだけを意識して取り掛かってください。

③「英語を話す」スキルは短期集中で作る

もうひとつ、良くいただく質問に

「英会話力は集中的に作ったほうがいいの?」

「それともゆっくりちょっとずつ伸ばしていってもいいの?」というものがあります。

こちらについても解説をしていきたいと思います。

結論から言うと、

英語を話すスキルは短期集中で作ることをおすすめします。

その理由はこの2点です。

①脳の回路をはやく作れて効率がいいから

②「英語を話せる人」にはやくなることでメリットがあるから

①短期集中で取り組むと脳の回路をはやく作れて効率的

頭で考える→できる ではなく反射的に使えるようにするには

何度もくり返して感覚を落としこむことがポイントです、

脳の神経科学的な側面から見ると、「英語を話す」力を作るというのは、そのための回路を作り、太くしていくということです。

このためには集中的に繰り返しをすることが有効

②短期集中で取り組むと「話せる人」に早くなれる

①半年弱の時間で集中的に英語を運用スキルを作る場合

②同じスキルを作るのに2年かけた場合

①の方は「英語が話せる人」になるのに半年弱

②の方は「英語が話せる人」になるのに2~3年

かかります。

両者の差は約1年半~2年半です。

①の方は②の方よりも1年半~2年半の間長く「英語を話せる人」でいられる計算になります。

①の人は、その期間を下記のように過ごすことができます。

(メンタル面)

・「英語が話せず悔しい」という思いが「話せてうれしい、もっと頑張ろう」に代わり、前向きな気持で過ごせる

・今までは英語が話せないことで敬遠していたチャンス(仕事・転職・プライベート)に挑戦できる

(スキル面)

・話すことに慣れ、さらなるスキルアップに取り組みながら過ごすことでもっと英語で話すのがうまくなる

TOEICハイスコア、でも英会話力に長年悩んでいた方が話す力をつけて、最も良くおっしゃるのは

「もっと早くにしておけば良かった」という言葉です。

半年は何もしなければあっという間に過ぎてしまいますが、その期間があれば、泳げるようになったり、ピアノがひけるようになったり。自転車にも0から乗れるように。

半年あれば、新しい技術を身につけようと思えばいくらでもつけることができるのです。

もちろん、短期集中で取り組んでいる期間は、楽しいことばかりではないかもしれません。

時間も捻出しなければならないし、何度も同じことをくりかえすことも。面白い動画も見たいし、もっと友達ともでかけたい。正直、面倒だと思うこともあると思います。

でもその先の「英語が話せる人」に早くなれることには、そのデメリットを補ってあまりあるメリットや喜びや嬉しさがあるなあと筆者は感じています。

この記事の内容があなたの英会話力づくりのヒントになればとてもうれしいです。

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日野ゆう子

英会話学校や大学サテライト授業・個人レッスンにて通算14年・主に成人を対象にのべ3000人以上を指導。「先生なのに英会話が苦手」という悩みを長年抱え、試行錯誤のすえ乗り越えてきた経験から、英会話力づくりのサポートを行っています。ベースには、TESOL(英語教授法)や言葉を効率よく習得する研究(第二言語習得論・脳科学や心理学など)コーチング・異文化理解などを取り入れています。