こんにちは、日野ゆう子です。
日本語と英語は言語間距離(言語と言語がどれだけ似ているか、または違うかということを表す指標です)が遠いと言われています。
語順、音やリズムなど色々なところで大きな差があり、それが私たちを悩ませる原因にもなっていますね。また、大事なことを先に話す英語型と、結論は後にもっていこうとする日本語型では、思考の仕方にも違いがあります。
「英語を話す」ためには、こういった違いを乗り越える「日本語モードから英語モードに切り替えをする」必要が出てきます。
この切り替えをスムーズにするためにおすすめなのが「ルーティーン(習慣)」の活用です。
例えば、オンライン英会話レッスンの前には
・2~3分でもいいから英語のニュースを聞いてから望む
・短い時間でも音読を行ってからレッスンに入る など自分なりに英語の世界に触れる習慣を作っておきます。
英語を使って話をする前に少しでも英語の世界に触れ、心と頭の準備をすることで、いきなり会話を始めるときよりもスムーズにスタートを切ることが出来ます。
研究によるとルーティーンには集中力を高める効果があるそうです。スポーツの世界でもイチローや五郎丸選手などはルーティーンを活用して結果をだしていますね。
ぜひご自分でもこのルーティーンを決めて切り替えのサポートをしてみてください。
私が個人的に行っているルーティーンは「舌の奥をぐっと下げる」ことです。
英語を音声面から話しやすくする発声のコツのひとつに「舌の奥をぐっとさげる」というものがあります。
「英語の音の響きって何だか違うなあ。」とお感じになっている方も多いかと思うのですが、これは、発声の仕方が異なるからなのです。「英語は喉を開いてお腹から声を出すけれど、日本語は口先で息を足しながら発声する」等発声のコツをお聞きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あくびをする直前や、お医者さんに行って喉の奥を見るために金属のスプーンのようなもので舌を押される感覚などを思い起こしてみてください。舌の奥がぐっと下がって喉の空間が広くなってような感覚になりますね。これが喉を開く感覚です。
この作業(舌の奥をぐっと下げる作業)を英語を話す前に行って、喉を開くポジションを取ることを「英語⇔日本語」切り替えに使っています。
喉の奥をぐっと下げることで「今から英語を話すよ」と自分の頭と体に言い聞かせられるような気がします。(洋画を見るとき、ニュースを聞くときも、舌の奥を下げてることで、英語の世界にいることを自分に言い聞かせているイメージです。)
また舌をこの位置でスタンバイすると、何か自分が急に発話しなければいけなくなったときにもすぐに英語の発声で対応できるので実質的にも便利です。
英語⇔日本語切り替えのルーティーン ご自分にあった切り替え方法をぜひ探してみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
この記事があなたの英会話力アップのヒントになればとてもうれしいです。
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