「洋画で文法を効率よく学べますか?」というご質問をいただきましたので、今日はそれについて書いてみようと思います。
英語は実生活で使うコミュニケーションのツールです。
ときどき「日常会話に文法はいらない。」という意見を聞きますが、それではコミュニケーションに限界がくると感じています。日常会話も、ビジネスでの会話も自分のいいたいことをきちんと相手に伝えるためにはその言葉のルールを学ぶことはどうしても必要になってきます。
それを踏まえて、それでは、映画を文法学習にどう利用するかを考えてみましょう。
①知っている文法との再会の場にする
映画やドラマはシチュエーションがとらえやすく、
「なるほどー、こんな場面ではこういうのか。」
「あ!この文法、
そのような発見がたくさんあると思います。
例えば Shoud have +過去分詞 ~ すべきだった(のにしなかった) 助動詞と完了形・・・
文法という側面からみると
「・・・そうか。難しい・・・暗記。暗記。」
となりがちですが、
例えば、友人とちょっとした行き違いがあって
「先にこの話しておけばよかったね、ごめんね。」 I should have told you about it…..
や
買おうと思っていたものが売り切れになっていたりして
「それ買っとけばよかった!!」 I shoud have bought it….
など。
映画は感情移入してみるので、印象に残りやすいのです。
紙上の知識と、実際のシチュエーションを結びつけること。その時のフレーズを実際に口に出して体感することで、文法が自分の体にすっと入ってきやすくなります。
②知らない文法との出会いの場にする
これは、中上級者の方の場合は、頻度的には①よりぐっと低くなるのが理想です。
※文法学習をあまりしていないという方は、洋画やドラマに文法を一通りさらっと抑えておくことをお勧めします。
洋画やドラマの字幕をみながら
「あれ?この言い方、なんでこんな文の配置になってるんだろう??」
そんなとき文に出会ったときは、画面をとめて文法をチェックしましょう。
意外とスパっと抜けている文法があることもあります。
そのチェックに使ってみましょう。
何度もお伝えしますが、文法を一から映画で学ぼうとするのは効率がいいとは思えないので、文法の復習→洋画 とステップを踏まれることをお勧めします。
楽しい!という感情も学習にはとてもプラスに働きます。
映画を使って楽しく、ポイントをずらさない学習、よろしければチャレンジしてみてくださいね。