受講事例 (ケース 1)

児童英語講師「より前向きに英語の仕事に取り組めるようになりました」Kさん(40代)の例

Case 1 (ご了承を得て掲載しています)

ある日起こった出来事

Kさんは、学生時代から英語が好きで、一般企業に就職後、子供と英語にかかわる仕事がしたいと、児童向けの英語教室でのお仕事を開始されました。

子供たちに英語を教える仕事はとてもやりがいがあり、これからもこの仕事を続けていきたいと思っていらっしゃいます。

そんなKさんですが、過去にショックな出来事がありました。

Kさんの働く教室には、月に何度かネイティブスピーカーの講師が派遣されてくることがあります。いつもの担当は長年勤めているネイティブスピーカーの先生でした。

日本語も分かる方で、仕事にも慣れていらっしゃり、事前の打ち合わせで何か必要なことがあっても困ることはありません。レッスン内でのやり取りも定型があり、それに従ってレッスンを問題なく進めることができます。

そのように日々順調にお仕事をされてきたのですが、ある日その先生が急にお辞めになり、代わりに初めての先生が派遣されることになりました。

着任初日、その先生はKさんに英語でたくさん話しかけてこられたそうです。その先生は日本語がほとんど分からず、英語を教えている先生だからKさんと英語で会話が出来ると思われたのでしょう。

聞こえてくる早い英語にKさんは緊張し、固まってしまわれました。

実は、Kさんは学生時代から英語の成績は良かったのですが、英会話は得意ではありませんでした。

「うまく話さなくては・・。」きちんと言おうとすればするほど、緊張してうまくいきません。

焦れば焦るほど、相手の言うことが聞き取れず、何度も聞き返し、その場を取り繕いながら必死で単語を思い出し文を作って先生に答える、Kさんにとって苦しい時間が流れました。

Kさんがあまり会話が得意でないことに気が付いたのか、途中からは、先生も明らかにスピードを落とし、簡単な単語だけを使って話をされるようになりました。

焦りや情けなさ、色々な感情を感じながらも、やっと会話が終わったと思ったその時。

早く教室にきてそのやりとりを聞いていた小学生の生徒さんからこんな言葉をいわれてしまったのです。

「先生、英語でたじたじだったねー!先生も英語の勉強しないとね。」

Kさんは無邪気なその一言にショックを受けたといいます。

自分がうまく話せなかったことも悔しいし、何よりその姿を生徒さんに見られて「英語が話せない先生」と思われたことが辛かったとおっしゃいました。

もしも、生徒の間でそんな話が広まると授業もやりにくくなります。そんな不安も頭をよぎりました。

「ここで何とかしないと、これからも『英語が話せない自分』におびえて自信をなくしてしまう。大好きなこの仕事にもっと自信をもって向き合えるようになりたい。」

Kさんは英会話の力を伸ばすと決心して、HY英語コーチングで学習を始められました。

英会話力アップに向け集中練習

HY英語コーチングで学ぼうと思われた決め手は、コーチ自身も同じような経験をしているということで話しやすかったこと、色々な引出しから、自分に合う学習法や教材を取り出してくれると感じたからだということでした。

ヒアリングを通し、目標を確認。

現状を把握、Kさんの会話のスキルを伸ばすために、まず何が必要かを整理し、優先度の高いものから取り組めるよう学習プランを立てます。

英会話は

  • 相手の話す音声を聞いて理解する
  • 自分の話したいことをイメージする
  • 言いたいことを英文で組み立てる
  • 相手に伝わるよう口から音声として出す

色々なパーツで成り立っています。

Kさんの場合は相手の話す音声を聞いて理解することと、言いたいことを英文で組み立てる練習を優先的に行う必要がありました。

Kさんは教材用のしっかりした英語は問題なく聞けるのですが、早い英語で話されると、言っていることが分からなくなるという傾向がありました。

簡単な文章でも、目でみる英文と実際の音が違って聞こえ、そこに気をとられると次の文が始まっていて、結局話についていけなくなるといったことが頻繁に起こっていました。

Kさんのリスニング対策には、どんな場面でも使えるリスニングのルールを整理し、そのルールを体感して理解を深めるということからスタート。

そのうえで英文練習、シャドーイングを使って、英文を聞いたときにそのルールをほぼ無意識で当てはめ、処理できる状態をめざし、耳を鍛える練習を行いました。

「今までは何年もの間、漠然とリスニング問題を繰り返しては正解不正解をチェックして、復習。それでリスニング対策をしているつもりでいました。

それを続けても、実際に話される英語を聞いては『早くて聞こえない』の繰り返しで苦手意識がぬぐえなかったのですが・・・。

英語のルールを身に着けること、自分でひとつひとつを振り返り、しっかり観察することでこんなに聞こえ方が変わるのですね!」

練習に毎日しっかり取り組んで1か月半ほどたったころ、聞こえ方の変化を実感されたときのコメントです。

もともと英語の教科が好きなKさん、聞こえ方が変わり、「聞ける」自信がついてきたことで、気持ちの面でも大きな変化がありました。

「相手の言っていることが聞こえないかもしれない」という不安がなくなり、「簡単な文でも聞こえなくて恥ずかしい」という焦りが解消されたとおっしゃいます。

同時にとりくんだのが、「言いたいことを即座に英文にする」練習でした。

Kさんは

  • 必要な構文を口から出すのに時間がかかること
  • 長く複雑な文を頭の中で作り上げてから言おうとして混乱すること

という問題を抱えていらっしゃいました。

Kさんは、学生時代から英語が好きだったということもあり、色々な構文を読んで理解することができます。

選択問題では、正しい答えを選ぶこともできますし、文を読んで和訳を書くこともできます。

問題は、それらの構文が必要な時に口からすぐに出てこないことでした。そのような状況に
ストレスを感じ、「英語が出来るのに話せない」と自信を無くしていらっしゃいました。

英会話力を伸ばすために必要な構文を活性化させる必要がありました。

このトレーニングをすることで「頭と口がつながる」感覚をどんどん取り入れることが出来るようになります。

また、どんな場面でも構文と必要な英単語を組み合わせることで自分の伝えたいことを相手に伝えられることができるようになります。

Kさんの場合も集中をしてこのトレーニングに取り組んでいただきました。

構文が分かることと、即座に言えることはまた別のことです。

Kさんもはじめはこの作業がなかなかうまく行かず、苦戦をされていましたが、都度つまづきの原因を整理、うまく続けるためのアドバイスや、Kさんの学習傾向を組み合わせることで徐々にうまくトレーニングを回せるようになってきました。

基礎作りには反復練習が欠かせません。

この反復をたくさんこなされ、Kさんのレスポンスの速度はみるみる上がっていきました。

体にたまった構文をうまく使いこなすためには、考え方も整理しなくてはなりません。

会話はテニスと一緒です。テンポよく球を送り、送られてきた球を打つという作業が基本になります。

Kさんは、長い文を頭で作り上げてから口に出すと時間がかかります。

Kさんの場合は、英語の教科としての学習の名残で「簡単な文を言う」よりも「長く複雑な文を時間を言う」ことを優先される傾向があったからです。

文を作り上げ、口から出すまでに時間がかかると、「相手を待たせている」という意識から焦りを感じます。

Kさんの場合も、会話の途中で自分が何を言おうとしているのか分からなくなり、ついには口ごもってしまうという問題を抱えていらっしゃいました。

実際行われている会話を分析しながら、「自分の言いたいことのイメージを、出来るだけシンプルに、テンポよく言う。」ことの必要性を一緒に確認。

身に着けた構文を活かしながら、短い文をシンプルに早く伝える練習を行いました。

自分のこと、今日のこと、どんどん英文にして口に出す練習を行いながら構文活性力と瞬発力を鍛えます。

英会話の土台がしっかりできたところで、徐々にKさんにとって必要なシーンでの会話練習、Kさんのご希望により、オンライン英会話を100%使いつくして場慣れ・会話力up練習と内容を進化させていきました。

「こんなに英語を口に出したことはこれまでなかったです。でも口に出せば出すほど、英語を話すことに慣れる自分、話すことが怖くなくなってきた自分がいて驚いています。

一番初めは一言口にするのも勇気がいったのに、これだけ毎日英語を聞いて口から出していたら英語を話すことでの抵抗もなくなっていて驚きました。(笑)」

英会話力をつけて変わった生活

英会話への苦手意識がなくなったKさん、今では職場のネイティブスピーカーの先生とも緊張せずに話ができるようになりました。

「今までは、英語を話すとなると、どんな文を使おうか、単語は何が必要か。全神経が英文を聞き取ることと、何とか文を作ることに集中をして会話を楽しむどころではありませんでした。

不安要素が多すぎて、英会話をすることが苦痛でした。

でも今は、落ち着いて話が聞けるようになり、純粋に話の内容に集中することができるように変わりました。

また自分が言いたいことを伝えられるようになり、コミュニケーションの楽しさを実感しています。もちろんうまく行かないときもありますが、その時も落ち着いて対処できるようになり、自分に自信がついてきたと感じます。

今では子供たちの前でも、先生と楽しく話ができるようになったKさん。以前にもましてお仕事に力を入れることができるようになったとおっしゃいます。

「先生いつもありがとう。私も先生みたいに英語が話せるようにがんばります。」
そんなうれしいメッセージカードを生徒さんからいただけるようになったと、お知らせくださいました。

コーチング期間終了後もさらなる英会話力アップを目指して、コーチングで身に着けた学習スタイルを継続し練習を続けていらっしゃいます。