受講事例 (ケース 3)

専業主婦(海外在住)Nさん(20代)の例 「海外にいるメリットを活かした学習プランで力が付きました」

Case 3(ご了承を得て掲載しています)

海外に住んでも英語が話せない

Nさんは現在海外に在住です。ご主人の海外赴任に帯同し、英語圏に住んで2年目に入るというタイミングでご相談をいただきました。

Nさんの悩みは1年間生活をしても英語が上達しないということでした。

もともとご主人に海外赴任の可能性があると分かっていたNさん、学生時代は英語が好きだったこともあり英検2級に合格していらっしゃいました。

そんなNさんだったので帯同に抵抗はなく、むしろ自分の英語力を伸ばすきっかけにしたいと考えていらっしゃいました。せっかく海外に住むのだからこの期間に英語力を身につけて、帰国後は再就職に活かしたいと考えて海外生活をスタートされたとのことです。

ところが赴任先での生活は、Nさんが思い描いていたものとは違うものでした。

そこにはすでに日本人のコミュニティーがあり、ほぼ日本語で用事が足りてしまう生活が待っていたのです。同じく駐在員のご家族と交流をし、助け合っていると生活上で英語を話さなくても何とか暮らしていけます。

もちろん助け合いが出来る環境はとてもありがたかったのですが、一方で「英語力を伸ばしたい」と考えていたNさんにとっては、それは不安な要素でもありました。

何年も前から現地にいらっしゃるという帯同者の方々の英語力を見るにつけ「外国に住んでいるだけで英語がうまく話せるようになるわけではないんだ。何とかしなければ・・」と焦りを感じるようになったとおっしゃいます。

この1年の間にESLのクラスや、プライベートレッスンなどをとってみましたが、与えられた教材を読む、という繰り返しで、「これで英語が話せるようになるのか」とても不安だったというNさん。

「こちらに来てすでに1年がたってしまった。もうこちらにいる期間を無駄にしたくない。」というお気持ちから、英語コーチングの体験セッションにお申込みくださいました。

お話の中では、Nさんの色々なお気持ちを聞くことができました。

英検2級を持っていても、こちらに来てみると、英語が早くて聞き取れずうまく話も出来ず非常にショックを受けたこと。

帰国後は「海外に○年住み、相応の英語力を身に着けた」と自分自身に納得をしたいし、就職時にもそれを役立てたい。

せっかく海外に住んでいるので、こちらに現地の友人を作ってみたい。帰国後も交流ができるような人間関係を作りたい。それをきっかけに今後の人生がより豊かになると思う。

お話を伺う中で、海外滞在の時間をご自分の人生にとって有意義に使いたいというNさんのお気持ちが強く伝わってきました。

「この期間に英語力をつけるかどうかで今後の状況が大きく変わる」とお感じになったNさんは、「英会話力をつける」ことを目標にセットし、英語コーチングで英語の学習をスタートされました。

せっかく海外に住んで、そこには語学学校や英語を話す環境も作ろうと思えば作れるのにどうしてNさんは英語コーチングでの学習を選ばれたのでしょうか。

それは、ESLに通ったりプライベートレッスンをとっても思うように結果が出なかったことで見えてきたことが大きかったとおっしゃいます。

週に1・2回、決まった教材を使って勉強をしても、そこに出てくるフレーズや単語は限定的です。その内容がNさんの実生活にぴったり重なる確率は高くありません。

また、教室や先生はそこに書かれている内容を頭で理解するまでの手伝いをしてくれますが、それをNさんが自分のものとして体得し、実生活で使えるようになるにはどうすればいいのか、話せるようになるにはどうしたらいいのかまでは一緒に考えてくれません。

「周りにいくら色々な教材やよい英語環境があっても、それをどのように、どれくらい利用していけば分からない。

話せるようになるためには、『今、この環境にいる私が効率よく話せるようになるために何が必要か』を一緒に考え、計画を練ってくれる人が必要だ。』と思いました。」とNさんは教えてくださいました。

環境を利用しながら英語力を伸ばすアプローチ

こうして英語コーチングで学習をスタートさせたNさん。

Nさんは、海外に引っ越してすぐに現地の英語の速さに衝撃を受けたとおっしゃいます。

英語が好きだったこともあり、少しくらいは通じるだろうと思っていた自分の英語が通じない。相手が行っていることも早すぎてよく分からない。

それでも用事を済ませようと、何とか話を続けようとすると嫌な顔をされることもありました。そういう体験が重なり、授業以外の実生活の場で英語を話すことが少し怖くなったとおっしゃいます。

また、自分の話している英語を誰かに聞かれるのが恥ずかしいという気持ちにも悩んでいるということでした。

色々とお話を伺う中で、まずは下記のことに取り組んでいくことにしました。

  • 日常的にNさんが英語を使う場所で使う英語をシュミレーションして練習、「言いたいことが通じた」という成功体験や会話のイメージをつかむ
  • 一方で、どのようなシチュエーションでも自分の必要なことを英語で話す力をつける
  • 早くて聞き取れない英語に対応するためのリスニング力アップ

練習と並行をして、英語を話しているところを誰かに聞かれると恥ずかしいというお気持ちについても気持ちの整理を行っていきました。

「毎日、行き当たりばったりの学習を続けては一日の終わりに『今日も何となく過ぎてしまった』と焦る、の繰り返しだったので、その日に何をすればよいのか、それが何につながっているのかはっきりわかってすっきり過ごせます。」

そんなご感想が印象的でした。

英語圏に暮らしているというのは、やはり英語学習者の方には魅力的な環境です。コーチング期間中は、家で練習をしたことを試す場として実際の会話もどんどん体験していただきました。

「苦手だったお店でのやり取りも、シュミレーションをすればスムーズにこなすことができた。」小さな成功体験を繰り返すことで、会話への恐怖心も徐々に薄らいでいきました。
会話は人とのやり取りです。気持ちや心の余裕のあり方で、振る舞いや表情、動作も前向きになり相手に与える印象も変わってきます。

会話に対して、前向きなイメージを作り体験しながら、英語の土台作りにも取り組みます。

構文の反復練習を通して、構文を活性化させてから、頭に浮かんだ英文を口に出す練習を行いました。その後は英会話に備えて、自分のことやその周辺のことについて話す練習へと移りました。

驚くほど早くて聞こえないというリスニングの対策も課題に取り入れます。目で見ると分かる文でも、耳から聞くと全然違って聞こえるのはなぜか? 

Nさんが聞こえなかった文を中心に振り返りと、リスニングのルールを整理すること、何度も口に出してなじませることで聞こえる耳を育てるトレーニングを行いました。

何度も練習を重ねるうちに、なぜ自分が聞けなかったのか理由が分かると同時に、聞き取れる部分が多くなってきました。

交友関係を広げるチャレンジ

コーチングの後半には、Nさんと相談をしながら、現地の人と交流をする場にでていくというチャレンジにも取り組みました。

実際に英語を話すと、うまく行くこともいかないこともあります。ですが、その場にでてチャレンジをしなければ、独り言のための英会話で終わってしまいます。

うまく行ったこと、行かなかったこと、振り返りをしながら、さらに力を蓄えるために必要なことや練習を取り入れて進みました。

こういったことを繰り返しながらNさんは英語をツールとして使う感覚をどんどん養われていきました。

コーチングの期間を終えるころ、Nさんには、現地のお友達が出来ました。お友達ができると、その人と話したいこと伝えたいことがさらに出てきます。

「ひとりで学習法に迷って、立ち止まっていた時には考えられなかった変化です。以前は英語圏に暮らしながら、外に出て行って英語を使うことにとても抵抗があり、どうしていいか分からない日々が続いていました。

でも、英語コーチングを受けたことでそこから抜け出すにはどうしたらいいか、どうしたら自分が望む方向に進むことができるのか、一緒に考えてくださる力強い存在ができて本当に心強かったです。

いまするべき勉強に集中することができ、充実した海外生活を送ることが出来ました。」

言いたいことがいえるようになり、相手の言っていることが分かるようになる。Nさんは自分の中に英語力を蓄え、それを使って外にでてご自分の世界を広げられました。

現在は、その力をさらに高めたいと、修了生割引を利用してコーチングを継続。学習を続けていらっしゃいます。