流暢に英語を話すVS正確に話す 悩んだときに知っておきたい2つの解決策

こんにちは、日野ゆう子です。

スピーキング力をつけようと練習をし始めると、流暢さと正確であることの間で「どちらを優先すべきか?」と悩む時がやってきます。

「早く滑らかに話したいけど、そうすると間違いが多くなる。」

「ブロークンイングリッシュみたいになると、嫌だ。」

「でも正確に話そうとすると、時間がかかってしまう。」

このように悩まれたことはありませんか?

この記事を読むと分かること

この記事を読むと、英語を「流暢に話すこと」と「正確に話すこと」の間で迷った時に必要な2つの対処法がわかるようになります。

英語を流暢に話すことと正確に話すこと それぞれの定義

それぞれを下記のように定義してみます。

流暢に英語を話す=一定のスピード感を持ち、英語らしいリズムで話ができること

正確に英語を話す=適切な単語や構文を用いて、間違いをせずに話をすること

流暢に英語を話すVS正確に話す に迷った時に知っておきたいこと①段階によって優先するスキルが異なる

 

1)初級で優先するのは正確さ

英語(だけに限らずどの言語でも)を勉強し始めたばかりのころは、ゆっくりでも正確に理解することや発することが重要視されます。

その言語を使えるようになるための単語や構文がいい加減な状態のままでは、その言語を使う力は伸びません。はじめの段階では単語や構文の知識、音声の知識をつけ、それを正確に話せるよう練習を行います。

私が行うパーソナル英会話トレーニングでは英会話の基礎力を固める際に、瞬間英作文を使うことが良くあります。

中学生で習う構文や単語を使って組み立てる感覚を養うのですが、この時も複数形や時制などの表現も含め、できるだけ正確に口から言えるように練習します。

単語についても正しいアクセントの位置などを確認し正しく言えるように練習を行います。

2)中上級以降は、流暢さも意識して伸ばす努力が必要

中級以上になると流暢さを伸ばすトレーニングも意識しましょう。

ここで大切なのが「あなたの話す英語を全体で見たときにどうか」という視点です。

私が受講したTESOL(英語教授法)の授業ではこれをカメラのモードにたとえた説明がありました。

正確性=ズーム機能を使って小さなものにフォーカスしている状態

流暢性=全体を広く撮影している状態   というイメージです。

この、「全体を広くとらえる」視点を学習者自身が持つことが大切です。

流暢さを伸ばすために必要なこと

1)言い直しをやめると決めること

例えば、三単現のSは中学1年生で習う構文ですが、日本人には母語との関係上、相性があまりよくないとされます。

上級者のスピーキングでもSが抜けることが良くあるのですが、流暢性を意識する場合は、ここでSを気にして何度も止まってやり直すということをせず、全体の滑らかさを優先して先に進みます。

時制で少し気になるところがあっても、スピーチや英会話の最中にはそこで止まらず、メッセージを伝えることを優先させます。

間違っても、言い直しをしない、先に進むと決めて練習に取り組みます。

これを何度も行うことで、「言い直しの癖」がなくなり、スムーズさ、流暢性を伸ばすことが出来ます。(もちろん、気になったところはスピーチや英会話が終わった後に調べて復習します。)

2)英語のリズムで話すよう意識する

英語を話す際に、印象が大きく変わるのが「英語のリズムで話せているか」ということです。

日本語のリズムと英語のリズムは、大きく異なるからです。英語のリズムは英語が話やすいように出来ています。

このリズムに乗って話ができるようになると、カタカナ英語で話しているときよりもスムーズに発話が出来るようになります。

個々の音、発音も基礎から鍛えるとその後の伸びの面でより良いのですが、時間がない場合はまずリズムを意識しましょう。

練習としては音源付きの教材を使ってオーバーラッピング(ぴったりとお手本の音と合わせて声を出す練習)やシャドーイング(音に注目をして行います。)を何度も繰り返すことでリズムの感覚が伸びてきます。

単語同士が重なるときには音声の変化があらわれます。その部分の変化には公式があるので、その決まりをあらかじめ押さえ、オーバーラッピングやシャドーイングに取り組むとより効率が上がります。

日本人に多い「正確偏重型」

流暢に話すことと、正確に話すことは相反するスキルです。

正確さを優先し、間違いをしないように気をつけながら話すと、スムーズさは少なくなる傾向があります。

反対に流暢さにフォーカスを置くと細かいミスはあまり気にせず進む勇気が必要になります。

この2つのスキルはどちらも同じくらい大切なのですが、正確さを優先し、流暢さを重視しない「正確偏重型」の学習者の方が日本人には多く見受けられます。

何かを言った後に自分のミスに気が付き、何度もそこに立ち止まって言い直したり、頭の中にある和訳をしっかりと英文にしてからしか言葉を発信出来ない というようなことがこのケースに当てはまります。

日本人学習者が「正確偏重型」になってしまうのは、

1)これまで受けてきた学校教育が正確さ優先だったこと

2)まじめな国民性(「正確に話せないのに流暢性を追い求めるなんてまだまだ」という気持ちや、「間違いは必ず直さなければならない」「間違いはしてはいけない」などの思い込み)

などが原因になっているのではないかと思います。

流暢さは練習しなければ身につかない

流暢さも練習をしなければ身につけることが出来ません。

正確さだけを優先した練習をしていると、流暢に話すことはできないままになってしまいます。すると、「すらすら話せない」と悩みはいつまでも解消されません。

流暢さを身につけることに臆病になったり、「自分なんかが流暢性を求めるのはまだまだ早い」と罪悪感を持っていないでしょうか。

正確性と流暢性は同じように大切な英会話を構成する要素であることを認識することが必要です

流暢に英語を話すVS正確に話す に迷った時に知っておきたいこと②その時によって優先するスキルを決める

中上級以上は正確さの練習をしないでもよいということではありません。この二つはどちらも大切なスキルです。

並行をして伸ばしていく必要がありますが、そのためには「今、自分がどちらを行っているのか」都度意識をしながら練習を進めることが大切です。

例えば「今は正確さを重視する」と決めた場合は、多少スピードが落ちても正確に言う練習をする。「流暢さを重視する」場合には、細かい間違いは気にせずスムーズに前に進むようにする。

特に相手のいる英会話では、流暢さを意識してあとから振り返りをするという方法が有効です。

どちらも意識せず、中途半端なままでは効率よく力を伸ばすことが出来ません。優先するスキルを決め取り組むようにしましょう。

いかがでしたか?

今回の記事では次のことをお伝えしました。

正確さと流暢性のバランス

①段階によって優先するスキルが異なる
・初級で優先するのは正確さ
・中上級以降は流暢さも意識して伸ばす努力が必要

②流暢さを伸ばすために必要なこと
・言い直しをやめると決める
・英語のリズムで話すように意識する

いかがでしたか?

迷った時にはぜひ参考になさってください。


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