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Versant ヴァーサントパートDの概要・対策と スコア70の私が行ったイメージ法の紹介

こんにちは、日野ゆう子です。

最近、少しずつ浸透してるVersant ヴァーサント のスピーキングテストですが、今日は私が行っているPart D 「並べ変え問題」対策をまとめます。
こちらよりサンプルテストを開くことが出来ますので、まずはこれをチェックしてください。

 

Versant スピーキングテストPart D

この部分を読むと以下のことが分かります。

  • Versant スピーキングテスト Part D の概要
  • Part D 受験時の注意点と具体的な試験対策
  • スコア70の私が実際に行った対策

Versant 他パートの対策はこちらからどうぞ
Versant ヴァーサントパートA 概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
Versant ヴァーサントパートB概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
Versant ヴァーサントパートC 概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
・Versant ヴァーサントパートD概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
Versant ヴァーサントパートE概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
・Versant ヴァーサントパートF概要・対策と スコア70の私が行った具体的対策
・Versant ヴァーサントで結果を出す!受験環境の整え方

①Versant Part D 問題の概要

問題数 10問

問題内容

in / bed / stay 

she didn’t notice / the book / who took

we wondered / would fit in here / whether the new piano 

このように語 または かたまりで 3つずつ放送され、ばらばらに並び替えられた単語または単語の連なりを聞き、文章を正しく作り答える

判定されるスキル

「文章構文」「流暢さ」

※Test Description and Validation Summaryには発音も判定対象と記載があります。

  • Part D受験時の注意点と具体的対処法
  • 語順の感覚を養う

英語の品詞と語順の感覚を養うことが大切です

この感覚を養うためは下記の方法を使って練習を行いましょう。

1)スラッシュリーディング(文を意味の切れ目で切って、その塊ごとにイメージを把握し、返り読みせず理解していく方法)

英文を返り読みして訳読する癖のついている場合は、前から前から意味を理解していくスラッシュリーディングに慣れることで英語の語順の感覚も養うことができます。

スラッシュリーディングを行う際は、スラッシュを引いた塊ごとに意味を把握するのが大切です。「きれいな和訳」に仕上げることは語順の感覚養成の妨げになりますので気をつけましょう。

例えば、I saw him at the store yesterday.

であれば「 私 見た 彼を 店で 昨日 」というようなイメージを頭に描きます。

たくさんの数をこなすことで英語の語順の感覚が養われてきます。

2)文法構文ごとに(文法のテキストに例文としてのっているもの)何度も音読

文法構文ごとに音読をする利点は、文法事項を整理しながら練習が出来ることです。

Part Dのサンプル文には命令形や完了形・受け身形の出題もされていました。構文を何度も読み体得しておくことでばらばらに読まれたときにも「組み立ての完成形」のイメージが付きやすくなります。

音読も語順に合わせて意味をイメージしながら行いましょう。

  • 高速で対応できるようにする

上記の作業を素早く行い、発声し、次に進む 時間感覚を養うことも大切です。

Versant は自分のペースで解くことは出来ません、時間が来たら次の問題が始まります。

そこで結果を出すためにはこの品詞や語順の感覚は、「頭で考えて分かる」ではなく、「瞬間的に感覚で処理できる」ようにしておかなければなりません。

「えーっと、in が前置詞だから、この後には名詞か代名詞か動名詞が来るから・・」などと考えていると回答には間に合いません。

後に紹介する各文型の音読やスラッシュリーディングで練習をし「時間を使って頭で考えたら分かる」というレベルから、「感覚的に処理できる」ようにしていきましょう。

  • 問題の形式に慣れ、エネルギーを蓄える

この形式の問題はあまりないので、まずは問題に慣れることが必要です。

形式に慣れる、問題に慣れることで、脳のエネルギーを「正解を出すこと」に集中して使うことができるようになります。

まずは、Versant のテストのサンプルで確認をしてみてください。

さらに練習をする場合は、オンライン英会話のフリートークなどを活用し、先生にこの形式の問題を出してもらうのもよいと思います。

私たちはセンテンスというと、S + V ~ という正統派?の肯定文を想像しがちですが、Versantの並び替えでは命令文や受け身形なども出てきますのでまんべんなく意識をして練習をされることが必要です

(参考用)70点の私が行った具体的対策

上記のことが行えるようになったうえで、私がテストのときに実際に行っていたイメージ法をお知らせします。

例えば、先ほどの例に出てきた

she didn’t notice / the book / who took という文ですが、 それぞれがブロックに入っているようにイメージします。

she didn’t notice     the book    who took

このような感じです。

そして各部が読みあげられた時に大体どこに活きそうかを想像してその位置にボックスを置きます。

she didn’t notice

だったら、(心の声)「あ、多分前の方だな」⇒前に配置

次に the book が流れてきた時の頭の中のイメージはこのような感じです。
(心の声) 真ん中でも、最後でもどっちにも来そうだな いったん保留

she didn’t notice  the book ?

その次にwho took が流れてきます。

(心の声)

she didn’t notice    who took ⇒ (押し出すイメージ)   the book

このような感じです。

私自身は視覚でとらえると大枠が取りやすいタイプなので、このようにイメージをすることで処理が楽になりました。(Versant対策のお手伝いをする際はクライアントさんの感覚的な得意・不得意もお聞きしながらサポートを行っています。)

いかがでしたか?

Part Dでは下記について述べました。

まとめ

Part Dは「文の構築」についての問題

単語の連なりを聞き、文章を正しく作り答えることで「文章構文」「流暢さ」(「発音」)を診断

Part D を説くために必要な準備

  • 語順の感覚を養う

   高速で対応できるようにする

  • 丸問題の形式に慣れ、エネルギーを蓄える

④70点の私が行ったイメージ法

かたまりごとにブロックをイメージし並べ替える

HYパーソナル英会話トレーニングでは、Versant のスコアアップのサポートも行っております。詳細はこちらよりご確認ください(トレーニング内容をVersant 対策用にカスタマイズすることが可能です。)

最後まで記事をお読みくださりありがとうございました。

あなたの英会話力づくりのヒントになればとてもうれしいです。

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日野ゆう子

英会話学校や大学サテライト授業・個人レッスンにて通算14年・主に成人を対象にのべ3000人以上を指導。「先生なのに英会話が苦手」という悩みを長年抱え、試行錯誤のすえ乗り越えてきた経験から、英会話力づくりのサポートを行っています。ベースには、TESOL(英語教授法)や言葉を効率よく習得する研究(第二言語習得論・脳科学や心理学など)コーチング・異文化理解などを取り入れています。

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